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神遊とは―

私達は能楽師です。
日本の伝統芸能である「能」を受け継ぎ、演じ、守る家に生まれ、
一生の仕事としての「能」にかかわってゆく道を歩いています。

日本の伝統芸能を代表するとも言える能楽は、2001年、ユネスコの無形版世界遺産「人類の口承及び無形遺産の傑作の宣言」に選ばれました。

しかし残念な事に、この「能」は、日本国内においてさえ、若い方々にはあまり知られていません。
また、能楽堂に足を運ばれる観客は、決して少なくはないのですが、概ね特定の方々で、一般的に広く親しまれているとは言えない、と感じるのが昨今の現状です。

私たちは、能を次の世代へ、将来へ伝えていかなければならないと考えました。

能の演劇としての完成度、芸術的な素晴らしさ、普遍的な主観。
またスペクタクル性に溢れた臨場感など、本当の能の良さを広く知ってもらいたい、この思いを実現してゆくために神遊を結成しました。

次代の能を担う5名の若手能楽師が、流儀を超えて集い、自らの芸を磨きつつ、この目的のために活動を始めました。
私たち日本人が共有する伝統文化として、また現代にそして未来に生きる能として、しっかりと次代へ伝えて行くことが、私達神遊の趣旨であり、また一能楽師としての勤めだと考えるのです。

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