どうしてそんなに入れるの?
玄関脇の部屋は、その昔「書生部屋」といって、
母屋の先生に呼ばれればすぐ飛んでいけるように
書生さんたちが待機している「詰め所」でした。
(書生=住み込んで修行している能楽師)
この3畳ほどの小さな空間に、なんと一時は7人もの書生達が
大型のコピー機と一緒に詰まっていたというのです。
しかもそのメンバーの中に身長180cm ク ラ スの能楽師も!
立錐の余地もなし、まさにスシヅメ・カンヅメという状態。
みなさん終日立ってすごしていたとやら…
現在、事務員が一人悠々と仕事をしている光景を見て
「こんなに広かったっけ?」と驚く人、
「キレイになったなあ」と懐かしむ人、
「もう入りたくない!」という人、
様々な思いが交錯しています。
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