Profile

1)名前 2)流儀 3)誕生日 4)初舞台 5)座右の銘 6)好きな食べ物 
7)休日の過ごし方 8)趣味 9)特技10)神遊の活動に対して思うところ・観客へのメッセージ

  • 一噌隆之(いっそうたかゆき)
  • 一噌流笛方 (父・同流十四世家元一噌庸二)
    公益社団法人能楽協会 理事(平成22年度新任)
    重要無形文化財総合指定保持者(日本能楽会会員))
  • 昭和43年(1968年)11月22日
  • 9才「鞍馬天狗」
  • 看脚下
  • 天ぷら・寿司
  • 旅と読書
  • なし
  • なし
  • ―神遊 十年を迎えて―
    十年経って、今まで考えてきたことが出来たのかと思うと中々難しい限りである。
    最近はワークショップや劇場での公演を控え、能楽堂における公演を中心に考えている。
    中でも復曲や新曲を通しての新たな能への接し方に興味がある。途絶えた曲の再演出、また一から能を作り上げるという作業には、豊富な知識と経験がなければ現行曲に対抗出来うる物は創れない。
    更に掘り下げながら、新たな試みに挑戦してゆきたいと思っている。
    そしてその先にあるものが少しでも見えて来た時、変わらない何かが変わるのかもしれない。(May.2007)
2007
 
◆TV出演情報◆
NHK教育テレビの芸能花舞台に神遊が出演いたします。
芸能花舞台 「石橋もの」の芸能
居囃子「石橋」 謡 観世喜正
笛 一噌隆之 小鼓 観世新九郎 大鼓 柿原弘和 太鼓 観世元伯

放映予定:NHK教育テレビ
2月17日(土) 昼 13:00~13:44
(再放送 2月24日(土)朝5:15~5:59   26日(月)0:15~0:59)
2004
 
◆掲載情報◆
能楽冊子「DEN」5-8月号に、一噌隆之インタビューが掲載されました。
4月2日
此度は龍友会(3/20.21 一噌隆之社中会)におきましては多大なる御支援を賜り、誠に有難う御座いました。御蔭様をもちまして、盛会のうちに終える事が出来ました。偏に皆様方の温かい 御力添えと、厚く御礼申し上げます。今後とも龍友会を宜しく御願い申し上げます。
なりましたが、皆さん大変にがんばっておられました。何回か私も会をさせていただきましたが、 とりわき格別でした。
墨絵は色彩を否定しながら、色彩では現す事の出来ない色彩を現している、といわれます。
墨の黒さは暗さと深さ。素人とはいえ、懸命に稽古を積み、笛を吹く。その音は墨のような一色ですが 深さがあります。そして先生方の花の中に、その音が染み渡る。そのときの墨絵は、何よりも華やかな色をなし、 舞台がまぶしく、人々へ力を与えるのでしょう。
3月16日
フランスから帰り、京都で公演をして新作は一通り終わりです。パリ一ヶ所でしたので ゆっくり時間を過ごせました。今は社中の会のため、皆さんのお稽古に励んでいます。どうぞ皆様のご来場をお待ちいたしております。
1月15日
明けましておめでとう御座います。すっかりご挨拶が遅くなりました。去年も舞台に追われる毎日で、あっという間に過ぎ去った気がします。今年は年男でもあり、色々と考えさせられます。一噌流も若い者が舞台に出させて頂く様になりました。芸を磨く事は勿論ですが、人間的にも成長しなければいけません。私も少し舞台の数を調整しながら、余裕を持って一つ一つの舞台に挑みたいと思っています。心の持ちようが舞台に対して何よりも大事なものだと、私は考えています。
2003
 
12月17日
先日は神遊公演に多くの御来場有難うございました。太鼓のワークも無事終える事が出来ました。これで囃子方のワークは一通り終わりです。来年にはシテ方の競演があります。是非お楽しみに。また、会員の集いでは御忙しい所お集まり頂き、有難うございました。じかに中々聞く事の出来ない、舞台に対しての貴重なご意見、是非参考にさせていただきます。私どもも楽しいひと時でした。今年も神遊を応援してくださって有難うございました。また来年も新たな気持ちで、がんばって参ります。どうぞ宜しく御願い申し上げます。
11月26日
すっかり寒くなって参りました。9,10,11月と忙しい日々がやっと終わりに近づいています。12月は忙しいと思われがちですが、 この三月に比べると少ないのです。年末年始もわずかに催しはありますが、たいていは24,5日で終わりです。年始も 3日以降ぐらいから動き出します。
10月30日
薪能もようやく終わり、11月は能楽堂にて御素人会が沢山あります。1年をかけてお稽古してきた成果を、いざお舞台で出すときです。皆様、緊張の中にも楽しさが見える様で、私共も心してお相手をさせて頂いております。実際、能舞台に立った事のある方しかわからない、緊張感。私たちも何歳になっても、初心を忘れずに勤めたいと思っております。
10月5日
過日は神遊公演にお越し頂き有難うございました。 お蔭様にて、無事終えることが出来ました。 今回の大般若は如何でしたでしょうか。 現行曲をいろいろ稽古してきた中で、このような曲に挑戦することはある種、 冒険でもあります。単なる学芸会になるか、能として成り立つか。 今までの私たちの軌跡を確認する意味で挑んだ曲でした。 これからも皆様の厳しいご批判をもとに、さらなる上へ向け、 精進致して参りますので、宜しくご支援の程、御願い申し上げます。9月2日 ご無沙汰致しております。今年は涼しい日が多かったおかげで、薪能など、例年に比べて汗だくにならずに済みました。 これからはいよいよ、秋の能楽シーズンです。各地で様々な催しが目白押しです。どうぞ、能の世界を十分に御堪能下さい。解る、分からないにせよ、まず興味のある舞台、好きな人の出ている舞台、うわさの舞台、様々のものを御覧いただければ、 ご自身の能に対する観かたが見えてくるのではないでしょうか。あくまでも一期一会の舞台。役者も客席も必死です。 今年のうちに、一つでも心から打ち解け合える舞台があれば、私たちは幸せです。それが神遊ならもっと幸せ・・・

7月13日
先日はお忙しい中、七夕能にお越し頂きありがとうございました。お礼が遅くなり、申し訳ございませんでした。
 
今回の趣向、選曲は如何でしたでしょうか。
7回と会を重ね、うち4回を神遊が企画して参りました。 音楽、演劇専門のホールではないので、舞台の設置や音響の問題など、いつも悩まされるところです。 まずは都会の空間を意識して、能をわかりやすく、楽しく御覧頂く事を第一に考えました。静かな、動きの少ない曲目は、ぜひ能楽堂でじっくり御覧ください。 パークタワーならではの催しになるように、メンバー一同心がけております。世阿弥も朝日のうちにやる能、夕方やる能など、一日の中でも人間の見る目が変わることを考えて 番組を作り、また謡や舞も工夫してやる様にいっております。ぜひ皆様のご意見を参考に致し、これからもさらによい舞台を目指してゆきたいと思っております。
4月29日
四月はお素人会が目白押しです。一年のお稽古の成果を、皆さん精一杯御舞台で発揮しておられます。 色々な会に伺いますと、その社中の雰囲気がありまして、お素人会でもひとつひとつ違います。 やはり先生の教え方でしょうか、楽しくお祭りのような会やら様々です。来年私の社中の会もあります。いまは皆さん、お稽古に励んでおります。ご期待を。
4月8日
先日はお足元の悪い中、大勢の方にお越しいただき有難う御座いました。 今回の大鼓のワークショップは如何でしたか。私たちも、流儀によって大きく違うなあと再認識しました。 普段聞くことのない5連調はさすがに圧巻でした。次の太鼓も楽しみです。 太鼓の次は、五流のシテ方を御願いしてみようと考えております。 是非これはやって欲しいなどのご希望がありましたらば、お知らせください。
3月11日
今の時期花粉症で笛を吹くのもつらい日々です。春とはいえ、まだ寒いので皆様気を つけてください。
2月3日
よく二月と八月は閑散期といいますね。八月は薪能などで色々な催しがありますが、二月は寒いので会は余りありません。ですから能楽師にとって一月、二月は、一年を通して一番暇なときでしょう。というよりも、春秋などの季節のいいときに集中してしまい、そのときの催しの数が多すぎるのでしょう。父の若い頃では考えられないほどの会の数が今はあります。盛んな時代はいつまで続くのでしょうか。
1月16日
昨日は会員の皆様と初めて、歓談させていただきました。メンバーも初めてのことですので戸惑いながらも、お酒と料理がすすむにつれ、和やかな雰囲気のなかでお話ができました。時折こういった形で、能の話や神遊に対する要望などを話せたらば、よりよい会になるだろうと思いました。皆様が能や囃子に興味を持っていただいていることはとてもうれしく、少しでもいい舞台でお返ししたいと思っております。
1月7日
新年明けましておめでとう御座います。私は元旦より風邪で大変でした。今年は無理せずにゆっくりと、余裕を持って舞台に臨みたいと思っております。今年もどうぞ宜しく御願い申し上げます。
2002
 
12月26日
昨日はNHKのお正月番組の録画をしてきました。お客さんは容れずに、客席に照明を設置します。朝からリハーサルを一曲通してやって、すぐに装束をつけて一発撮りです。二度続けてするのもつらいけど、些細な間違いも無いようにするのに緊張します。そしてあわてて乱能に行きました。私は道成寺の地謡でしたが、先生方の本業かと思う程の舞台には、びっくりしました。やはり昔の人は、たくさん稽古をしたんですね、自分の役以外にも。
12月19日
日記を書く暇も無いくらい、というと大げさですが、今年の秋もたくさんの舞台を勤めさせていただきました。 これほど毎日違う曲や地方に行くと、精神的にも肉体的にも疲れます。やはり自己管理が大切ですね。先日の公演には、皆様暮れのお忙しい中、ありがとうございました。おかげさまにて、好評のうちに無事終えることができました。 笛に続いての二回目で、まだまだいろいろと出し物を考えてはいたのですが、限られた時間の中で違いをみせるのは難しいことです。 もっと十分な時間をとって、ゆっくり楽器を楽しんでいただけるようにも考えていきたいものです。
11月10日
11月に入り、冬らしくなってきました。冬というと僕らは、乾燥する、ということを感じます。 特に小鼓は一番いやな季節ではないでしょうか。能楽堂の中も暖房でさらに乾燥してしまい、いい音の調子をつくるのが難しいようです。笛も乾燥は余り歓迎すべきものではありません。多少湿気の多いほうがよくなります。大鼓が音に関してはいいですね。 でも手が一段といたいそうです。
10月30日
昨日、座・スクエア企画公演にて「この花」をさせて頂きました。四人が随分と議論をし、創り上げたと伺いました。私はとてもよかったと思います。新作によくある凝った演出ではなく、シンプルにまとまったお能でした。 そして何よりも、金春流として一体で創り上げた、という感があり、皆様の思いに感服しました。神遊でも是非このような催しをしてみたいものです。時間をかけて話し合い、復曲や新曲に挑戦してみたいものです。 能に対する新たなものや、見えなかったものが発見できるかもしれません。
10月21日
十月は素人会が多い月です。社中の方々は一年のお稽古の成果を発表する、大切な会です。色々なところに伺わせていただきますが、皆さんが本当に能を楽しんでいるということが伝わってきます。年々難しい曲に挑む姿は、感銘をうけます。そのひと時の舞台をよりよくするために、僕たちは後ろから支えています。でも、一度舞台に立つと病みつきになるとか、、、
10月7日
おかげさまで20回目の公演も無事終えることができました。ひとえに皆様のいつもながらのご厚情に厚く御礼申し上げます。今回は稀曲で、いかがでしたか?物語はよく知られているものですが、能としては中々出ない曲ですね。囃子の事が多いので、音楽としても楽しめるかなと思い、選んでみました。年一回の本公演は、勉強することが多いです。 来年は何をやろうかな、ご希望があればどうぞ。
9月30日
いよいよ本当に忙しくなって来ました。これだけ催しがあるということはすごいことです。 毎日どこかで能をやっているのだから、観に行く人も大変ですね。でも能をわかるようになるための近道は、 なんといってもいろいろ観ることです。流儀や曲目に偏らず、たくさん観ているうちに、なんとなく心でわかってきます。 その感覚が大事ですよ。
9月 1日
大変更新が遅れており申し訳ございませんでした。 これからはみんなでちゃんと更新します。 ロンドンでのワ-クショップはおかげさまで成功に終わりました。 これが次へのロンドン公演に繋がるといいと考えております。 あわただしく夏も終わりになり、これよりいよいよ演能シ-ズンです。 がんばっていきましょう。
7月14日
皆様のおかげを持ちまして七夕能も成功裏に終わりました。 ありがとうございます。 これからロンドンに行ってきます。ワ-クショップだけですが、後日報告いたします。お楽しみに!
4月29日
気候もよくなり、外に出やすくなりました。それ故、4月、5月は素人会が多く、また地方に行く機会も結構あります。 色々なところに行くと、その土地の美味しい食べ物が楽しみです。仕事とはいえ、旅行できるのは気晴らしになります。 先日、映画「スパイ・ゾルゲ」の能のシ-ンを撮影してきました。このような仕事もたまには面白いものです。
2月16日
皆様、大変に遅れておりました ”神遊公式ホ-ムペ-ジ”が出来上がりました。これからは、神遊の情報はもちろん、能楽全般の時事情報や、メンバ-による日記、または能・狂言に関する質疑応答など、多彩な内容でお送りして参りますので、ご期待下さい。

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